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電子書籍販売に向けての実験開始。

電子出版交換フォーマット「JepaX」の仕様を一般 に公開。
現在、電子書籍の規格は複数存在している。今後、電子書籍が発展するかどうかは、ソフトの如何に掛かっているのだが、ソフトやハードの開発元が独自に交渉し、提供してもらっているのが現状である。 個別に作っていたのでは、市場が拡がらないということで、日本電子出版協会は、一つの元データを色々なソフト向けに変換出来るフォーマット「JepaX」をフリーな形で使用出来るように公開した。

「JepaX」とは、XML言語に準拠しており、章、段落といった文章の構造をどのように定義するかということに重点が置かれている。 本文中にdivを定義し、そこに見出し、本文、注釈といった書籍の基本的構造を指定するタグを記述して、 文字の強調、上付き、下付き、ルビなど、文章中の細かいインラインを指定する。また、著者名の表現に<book-author>タグを使い、パソコンで表現出来ない文字の仕様などの仕組みが盛り込まれている。「JepaX」はインターネットエキスプローラ5でそのまま表示出来る。 さらに、ブックジャケットやT-Timeに変換するコンバータも発表された。

電子出版は未だ主流が見えずに企画も乱立気味だが、2000年中には市場が立ち上がると見られており、目が離せない状況が続いている。



世界初の音の出る広告が新聞に掲載。
「スキャントークシステム」とは、紙のマルチメディア化を実現する為に開発された最新印刷技術で、直径60〜85ミクロンの超高精細なドットで構成された線の上を、オリンパス製の「スキャントークリーダーR300」(11月5日発売予定、8千円)をなぞることにより、読み込んだデータを解析し、音が再生されるシステム。 人の声や野球の中継音など様々な使い方が出来ることで、今までの紙媒体にはない臨場感ある新聞の発行が可能になった。

「スキャントークリーダーR300」は手のひらに収まるサイズ。一度読み込んだデータはボタンを押すだけで何度でも再生すること出来る。自宅のパソコンで音の出るハガキなどを簡単に作ることが出来るソフト「サウンドプリント工房」も同時発売される。

朝日新聞では印刷過程のデジタル化をいちはやく取り入れてきた。 それは、インターネット やメールなどでどで受け取った広告原稿を、デジタルデータのまま新聞制作システムに送り込むEDI(Electronic Data Interchange)と呼ばれるフルデジタル工程です。 このことにより、大量 印刷と スピードを要求される新聞印刷において、通常の複写機では再現できないような微細なスキャントークコードの再現が可能になったのだ。今後も広告を中心にスキャントークシステムを展開していく予定だ。

スキャントークは紙が今までになしえなかった、音声を情報として印刷し、紙媒体を大きく変革していく可能性を有している事で注目が集まっている。


ソニー対パナソニックのメモリー対決激化。
発売が待たれるSONY版の電子ブックは、記憶媒体として「メモリースティック」が使用されている。 電子ブックに「メモリースティック」を挿入すると、画面に文字や絵が現われるのだ。

「メモリースティック」とは、SONY独自の規格で、毎秒2.45MBの読み出しが可能なメモリーのこと。 大容量のデータを、手軽に持ち運べる事にメリットがある。用途に応じて7種類が発表されており、64MBで2万2千円。32MBで1万3千5百円となっている。

これに対抗するのが、パナソニック、東芝、米国サンディックスが共同開発している「SDメモリーカード」。大きさは切手とほぼ同じで、メモリーも64MBまで対応している。

これまでにも、「フラッシュメモリー」などがあったが、この2つのメモリーの大きな特徴は、音楽配信等に関わる著作権問題をクリアーにしたこと。 今までは、著作権のあるものが違法にコピーされていたが、「メモリースティック」で音楽を聞くには、 付属する暗号化ソフトを使用して音楽をデータ化しなければならない。 音楽データを圧縮された時点で暗号化も同時に行われる。暗号化された音楽データは、暗号化したパソコンか「メモリスティック」に転送してメモリスティックウォークマンでしか聞くことは出来ない。 この仕組により、著作権が違法に侵害されることを防いでくれるのだ。

このサービスを使って、コンビニなどに衛生配信方式を使った端末「デジタルコンテンツターミナル」を設置し、ここに「MD」「スマートメディア」「メモリースティック」を差し込んで音楽データを購入する実験が11月中旬より開始される。 販売されるコンテンツは、音楽ソフトやプロマイドなどで、これらを最速20Mbpsで受信、音楽の歌詞やジャケットなどもプリントアウト出来る。

また、「メモリースティック」同様に「SDメモリカード」も、NTTドコモと提携してメモリが差し込めるPHS端末を用意して音楽を受信し、ダウンロードする音楽に対する課金を通 話料金にプラスするシステムの試験を2000年4月から開始する。

今後、どのタイプのメモリがデファクトスタンダードの地位を獲得するのか、争いは激しくなることは必須で、インターネットでの決済システムがさらに整備されれば、これまでのCDやMDといったパッケージメディアに代わって、新たな音楽流通 の携帯として普及することとなる。


「電子書籍コンソーシアム」が発足。
「電子書籍コンソーシアム」とは、電子書籍の普及について、技術的な標準化、流通 体系、著作権の問題などを総合的に検討することを目的としている。

電子書籍を通信衛生を使って、書店やコンビニなどに置かれた電子書籍販売端末に配信。読者は、販売端末から好きな本を選んで購入、専用端末で読むという形態だ。携帯端末には200ページの本が3、4冊取り込め、価格は紙媒体の本よりも安めに設定している。シャープから販売される電子書籍用端末「E-BOOK」は、記憶媒体に名刺より一回り小さいPCカードを使用。画像もくっきりしておりページめくりも早い。個人ユーザーが自宅のパソコンで直接コンテンツを受信する形態も考えられ、24時間いつでも読みたい本が手に入るのがメリット。

「電子書籍リーダー」用に電子書籍を販売する専用販売機「メディアスタンド」が設置されるのは首都圏の書店を主に地方都市を含む19の店舗。「PCビューワ」利用者に対してはインターネット通 じて販売し、支払いは電子決済の一つである「NET-U」で行う。

しかし、著作権保護の為に埋め込まれたID番号によって一元管理された電子書籍を、「電子書籍リーダー」用に購入したものと「PCビューワ」用に購入したものでは相互に交換して読めないようになっている為、デジタルが持つ複製や普遍性といったものが考慮されていないという課題が残っている。


ECサイト「まんがの国」がスタート。人気マンガをネットで配信。
「少年マガジン」「少年サンデー」で連載中のマンガを電子化し、インターネットでの販売が開始された。本誌発売と同時か遅くても1週間後には人気マンガ入手できる。 値段は1話、50円〜100円で、年会費が2千円。WebMoney、アコシス、QQQ、C-CHECKが決済方法として利用出来る。 このシステムは、富士ゼロックスが独自に開発した「DDSA」で、著作権保護とインターネット売買を両立したシステムとなっている。

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