在庫フィルムを持て余していませんか。
デジタルデータに変換すれば、置版の管理コストは不要、データの用途は多様に広がります。

デジタルデータ変換で
置版フィルムを有用化

 印刷用フィルムをスキャナで読み込み、デジタルデータに変換すれば、最新の印刷機器による高品質な印刷が実現するだけでなく、次回からの再利用や改訂も容易になります。

 当社で備えた大型スキャナにより、高精細なデジタルデータ変換が可能です。フィルムの大きさも、最大B1ワイドサイズ(830mm×1140mm)まで対応しています。

 デジタルデータにすれば、フィルムでは避けられない経年劣化の心配は不要になり、紛失や破損リスクもなくなります。

多様なデータの形式で
使いやすく

 フィルムをスキャンしてデジタル化する際には、印刷の内容(文字、図版、写真)や出力する印刷物の品質に応じて、解像度や階調を定めたり、フィルムの網点を目立たないように連続階調にしたり、ゴミやキズを除去・修復したりといった専門技術が必要になります。

 フィルムの価値を最高の形で引き出すために、ベテランの技術者が最適なデジタル化の方法をご提案します。

 また、フィルムの保管方法によっては劣化を進めてしまう場合もあります。すぐにデジタル化を進めない場合でも、適切な保管方法についても当社ではノウハウを備えています。ぜひご相談ください。

【変換サービスについて】

サービス1
置版スキャニング・
コピードット

置版ポジ/ ネガフィルムをスキャニングし、画像2階調データを作成

  • フィルム網点を、その状態のまま1対1でスキャニングします。
    * IllustratorやInDesignデータではなく画像データです *
  • 1Bit TIFFデータを出力するには、1Bit TIFFがハンドリング可能なRIPなどの環境設備が必要になります。
  • 入力解像度が必要です。
    * この場合の解像度は、お客様が使用する出力機に設定された数値です *
  • データの保存フォーマットは、1Bit TIFFかPDFを選択してください。
    * 1Bit TIFFは版数と同じデータ数、PDFはCMYKでコンポジットしたデータ + CMYK以外の版 ( 特色や箔 )は 1Bit TIFFでお渡しになります*
  • 1BittTIFFとPDF共に、古いアルゴリズムのフォーマットです。
    * 出力できない場合、出力機メーカーにご相談ください*

サービス2
連続階調 ( 8Bit )データ変換・
ディスクリーニング

フィルムの網点データを連続階調データに変換いたします。

  • フィルムからスキャンしたコピードットデータを変換し、高品質の連続階調データを作成します。
  • 連続階調データは通常の画像データと同じく調子変更、ゴミ消し、加工などの処理が可能となります。
  • 解像度は350dpi設定にしております。400dpiなどの設定がご希望の場合はご相談ください。

サービス3 ゴミ取り

スキャニング時に発生したフィルム上のゴミなどを削除いたします。

【データの形式について】

  • 1BitTIFFの作業ができる専用ソフトウェアが必要です。
  • コピードットデータはPhotoShopで確認が可能です。

スキャニング発注フロー

当社担当者へ、直接ご連絡ください。もしくは当社ホームページからお問い合わせください。

STEP
1

スキャニング発注書を当社ホームページからダウンロードし、ご記入ください。

STEP
2

スキャニングするフィルム原稿とスキャニング発注書を、当社までお送りください。

(大切な財産であるフィルム原稿は、折れやキズなどの破損防止のため、ダンボールや厚紙でサンドし、厳重に梱包するなどの保護処置をお願いいたします。また、切り貼りやオペーク、青色ストリップを使用しているフィルムなどは、スキャニングできない場合があります。ご相談ください)

STEP
3

原稿到着後、当社から確認のご連絡をさせていただきます。

(スキャニング発注書の内容や実際の原稿点数、原稿状況、ご利用の用途をご確認、ご説明いたします)

STEP
4

スキャニング

STEP
5

ゴミやキズの消去しデータを復元します。

(ゴミ取りなしのケースでは省略となります)

STEP
6

作業終了したデータは、DVDなどのメディアかWEBストレージサービスを利用してお送りいたします。

STEP
7

お客様サイドで「データ校正」していただき「 OK 」が出ましたら、お預かりした原稿をお送りいたします。

STEP
8

料金・納期

ゴミ取り有り

A6・B6A5・B5A4A3・B4A2・B3A1・B2B1
網版(1版)¥1,760¥2,750¥4,180¥6,930¥10,230¥16,830¥21,780
文字版(1版)¥1,490¥2,200¥3,080¥4,730¥6,930¥11,330¥14,300

ゴミ取り無し

A6・B6A5・B5A4A3・B4A2・B3A1・B2B1
網版(1版)¥1,210¥1,650¥1,980¥2,530¥3,630¥5,830¥7,480
文字版(1版)¥1,210¥1,650¥1,980¥2,530¥3,630¥5,830¥7,480
  • 1版当たりの料金です。(1台当:上記サイズ価格×色数) ※税別です。
  • データ形式は「1bit TIFF」が基本となります。
    (PDFでの納品も可能ですが品質的にはお勧めしません。変換料金として1ファイル当たり¥550を別途追加させて頂きます。)
  • ディスクリーニングは1画像につき¥550(税別)の料金を追加させて頂きます。【解像度:基本350 dpi 】
  • 通常ワークフロー以外の作業につきましては別途費用が発生する場合がございます。
  • フィルムやデータ(メディア)等の配送費用はお客様のご負担になります。
  • 納期につきましては、ご相談させて頂きます。

デジタルデータ変換Q&A

原稿フィルムはポジとネガ、どちらがよいですか?

ポジをおすすめします。ネガよりも、小さな網点や文字、明朝体の細い横線などを保ちやすく、品質を落とさずにデジタルデータ化をすることができます。

フィルム劣化が激しく、折れやキズがありますが大丈夫ですか? データ化出来ますか?

程度の軽い破損は修正可能です。複雑な破損は特別な修復が必要になります( 要別途料金 )重篤な破損で、作業困難と判断した場合、スキャンせずに返却することが稀にあります。版を前に充分な協議をしてからご発注願います。

コピードットとディスクリーニングの違いは、なんですか?

コピードット・データとはフィルムの網点をそのままの形状でスキャニングして、白と黒の2階調にした画像データです。また、ディスクリーニング・データとは連続階調に変換した画像データです。印刷物の内容や出力で求められる品質によって使い分ける必要があります。

ディスクリーニングデータと印刷物をスキャンしたデータで、違いがありますか?

両データ共に網点をぼかす処理が必要ですが、ディスクリーニングは、2,000以上の解像度でスキャンしたデータから変換するので、ボケ具合が印刷物スキャンデータより格段にシャープです。又、色調品質面でも、印刷物スキャンデータより色彩の分離、明度と彩度の色域などの、ディスクリーニングのほうが元色の再現性に優れています。

データの種類はどのようなものがありますか?

コピードットで一般的な1bitTiffは、セパレート(色版個別の5ファイル)のTiffファイルです。また、コンポジット(各版合成の1ファイル)も利用可能です。
保存形式は、TIFF・EPS・DSCの各フォーマットを選択できます。ディスクリーニングは、基本的にはTIFFフォーマットですが、PhotoShop対応のファイルフォーマットに変換が可能です。

PhotoShopやIllustratorなどDTPソフトウェアで作業できますか?

一般的なDTPソフトウェアで、直接、作業することはできません。ただし、1BitTIFFを編集できるソフトウェアであれば可能です。
Illustratorでは画像のリンク配置は可能です。PhotoShopで画像処理等の作業をするためには、ディスクリーニング処理を施し、連続階調画像に変換する必要があります。

訂正や変更箇所の対応はできますか?

専用ソフトにより訂正や変更、修正は対応可能です(内容によって別途料金が必要)。お客様ご自身が、Illustratorでリンク画像を配置したり、部分的に文字を作成したり、また、PhotoShopで文字のコピーペーストなどで訂正や変更、修正することは可能です。

網点の細らせ・太らせ(ドットゲインカーブ)の調整はできますか?

専用ソフト使用にて中間調部分で± 3 %程度の調整が可能。ライトとシャドー部の変化は± 3 %以下になります。

サイズ変更( 拡大・縮小 )は可能ですか?

おおよそ50 ~ 150 %位で可能です。ただし、網点が拡大縮小( アナログ製版時代の目伸し・目縮め )されるため網点の潰れやトビ、形状変化など品質に悪影響を与え、線数が変化します。*当社では推奨致しません *

校正は何で確認しますか?

簡易校正ではなく平台校正刷りか本機印刷を推奨します。簡易校正は疑似網点であり、インクジェットではドットが滲み、小さいゴミや汚れを再現出来ず、校正確認に最適とは言えません。後工程の印刷現場で問題になる危険性があります。

インターネット経由での納品はどのように行いますか?

専用のファイル転送サービスを利用して送信します。お客様ご指定の方法での納品にも、可能な限り対応させていただきます。

サンプルデータなどありますか?

あらかじめお客様のフィルムの一部をテスト用としてデジタルデータ化し、確認していただいています。ただし、テスト用データではゴミ取りなどの作業は行っておりません。テスト作業は無料ですが、フィルムの送料などの実費はご負担をお願いしております。

置版フィルム入力のお問合せ先

グラフィック事業部 営業推進課
TEL:03-5390-6148
受付時間11:00-17:00(土・日・祝日除く)

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