【八回表】部屋の模様替えは不要。今スグできる「1畳の安全スペース」

【HN:9番ピッチャー・防災士伊藤】
営業二部の9番ピッチャー・防災士伊藤です。
七回(表・裏)では、寝室の靴の中に家族の連絡先メモを忍ばせるという、アナログとデジタルを融合させた「0円対策」をご紹介しました。
「よーし、足元と連絡先はバッチリだ!」となったところで、今回はさらに一歩進めて、皆さんが今いる「お部屋」のお話です。
防災の本を読んだりすると、よく「家具はすべて壁に固定しましょう」「大がかりな模様替えをしましょう」なんて書いてありますよね。
もちろんそれがベストなんですが、正直「週末にやろう…」と思ったまま、日々の忙しさでついつい後回しになっていませんでしょうか?(耳が痛い方、正直に挙手をお願いします!笑)
そこで、今すぐその場でできる「0円対策」の第三弾です。
家全体の家具を固定しなくても、まずはこれだけ決めてください。
「部屋の中に、1畳分だけでいいから『絶対に何も倒れてこないスペース』を確保する」
大きな地震が起きたとき、私たちが真っ先にやらなければいけないのは、頭を守り、家具の下敷きにならないことです。
でも、背の高い本棚や食器棚、タンスに囲まれた部屋だと、激しい揺れの中で逃げ場がなくなってしまいます。
だからこそ、部屋のどこか「1つのコーナー」だけでいいので、
●背の高い家具が絶対にない場所
●もし家具が倒れてきても、長さ的にギリギリ届かない場所
●窓ガラスが割れても、破片が直接降ってこない場所
を意識して作っておくんです。
ベッドの横の壁際、リビングのドア付近、廊下に通じる一角。どこでも構いません。
「グラッと来たら、まずはあの1畳のスペースに滑り込む!」
家の中にそういう「安全な避難港(ポート)」が1つあるだけで、生存率は劇的に変わります。
やることは大がかりな模様替えではありません。
おうちに帰ったら、部屋をぐるっと見渡して、「もし今ここで地震が来たら、あの家具はこっちに倒れるな…じゃあ、あの壁際の1畳は安全だな」と、シミュレーションしてみるだけです。
もし、その1畳に背の高い突っ張りラックや、重い荷物が積んであったら、それをちょっと横にずらす。これだけで「0円の安全スペース」の完成です。
お金をかけなくても、頭の準備と1畳のスペースがあれば、大切な命は守れます。
ぜひ、今日のご帰宅後に「我が家の安全な1畳」を探してみてくださいね。
それでは皆さん、今夜も安全第一で!


