最近映画館に行っていますか(´▽`)

【HN:子猫のつぶやき】
最近私は、映画館に行く機会が少なくなっているのですが、大きな画面で迫力ある映像を見るのはやはりいいものですよね。
そして映画館といえばポップコーン。
この当たり前の組み合わせ、実は歴史的な背景や経済的な理由が複雑に絡み合って生まれたことをご存じでしょうか。
なぜ他の食べ物ではなく、ポップコーンが映画館の主役に躍り出たのか、その意外な理由をひも解きます。
1.もともと映画館は「ポップコーン禁止」だった
サイレント映画の時代、映画館は字幕を読める教養層が主なターゲットで、富裕層が集まる高級な娯楽施設でした。
館内には豪華な絨毯が敷かれていたため、床を汚す食べ物の持ち込みは厳しく禁止されていたのです。
2.1940年代後半(戦後すぐ):米軍基地から日本へ
終戦後、アメリカ進駐軍(GHQ)とともにポップコーン文化が日本へ持ち込まれました。
1947年(昭和22年)頃から米軍基地内やその周辺で販売されるようになったのが日本における原点です。
3.1990年代以降:シネコン(複合映画館)の台頭で定着
全国に大型の「シネマコンプレックス」が相次いでオープンしたことで、大型のポップコーンマシンとドリンクバーを備えた売店スタイルが標準化し、現在の「映画館といえばポップコーン」という文化が完全に定着しました。
4.映画館側から見た「完璧なビジネスモデル」
映画館がポップコーンを売り続ける最大の理由は、その圧倒的な利益率と利便性にあります。
まずは原価の安さからくる高い利益率が挙げられます。
トウモロコシの種は安価であり、調理過程で膨らむため、原価率を極めて低くして販売することができます。
絨毯に落ちても、他の菓子類と比較して掃除がしやすい点も、映画館側からすれば助かるポイントです。
さらに、塩気のあるポップコーンを食べると喉が渇くため、高利益な清涼飲料水の販売数増加にもつながります。
しょっぱいお菓子といえば煎餅やナッツ類が挙げられますが、それらは噛んだ時に大きな音が出てしまい、映画館との相性は良くありません。
ポップコーンはそれらと比較して食べる時に出る音が小さいため、鑑賞の妨げになりません。
映画館のポップコーンは、単なるお菓子ではなく「大衆化」「文化」「映画館の経営戦略」が重なって生まれた究極のビジネスモデルでした。
次に映画館に訪れ、ポップコーンの香ばしい香りを感じた時は、その歴史に少し思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

