折り紙食器「beak」日本印刷学会 技術奨励賞を受賞
~印刷技術を社会インフラへ応用する革新性が評価~
当社が開発した環境配慮型折り紙食器「beak(ビーク)」が、一般社団法人日本印刷学会(JSPST)が主催する「2025年度(令和7年度)技術奨励賞」を受賞いたしました。
2026年2月20日、日本印刷会館で開催された表彰式には、開発者である当社取締役常務執行役員の山田秀生が出席し、賞状を授与されました。

受賞の背景と評価された技術的革新
日本印刷学会「技術奨励賞」は、印刷技術の発展や他産業への応用において顕著な功績を挙げた技術に贈られる権威ある賞です。今回の受賞は、「beak」が従来の印刷工程における「後加工(カット・クリース)」技術を非印刷物の構造設計に応用し、画期的な製品を生み出した点において、高い新規性と独創性が認められました 。
「beak」は、A4サイズのシート1枚から糊やハサミなどの道具を一切使わずに丈夫な容器になります。技術の核心は、紙の反発力(弾性)を利用して物理的にパーツを固定する独自の「係止構造(ロック機構)」にあり、この独創的な設計は国内特許を取得しています 。
社会課題への貢献と持続可能性
開発の起点となったのは、災害多発国である日本が抱える「災害時の食器不足と衛生問題」です。断水時において洗い物を無くすことで、貴重な水資源は生命維持に優先させることが可能になります。すでに大手企業や自治体での備蓄採用など、高い実用性と信頼性が実証されています 。
また、FSC森林認証紙の採用や、本社クリーンルームで再生可能エネルギー100%電力による製造など、徹底した環境配慮も大きな特徴です 。
世界が認めた日本の「折り紙技術」
本製品は、アジア・パシフィック地域を対象とした「Innovation Print Awards 2024 Global」でサステナビリティ部門第1位をはじめ、アジア圏の主要な印刷・包装に関する賞を立て続けに受賞するなど、国際的にも高い評価を得ています 。
- (公財)日本発明振興協会 第48回発明大賞 考案功労賞
- IPA 2024 Global (ドイツ) Sustainability部門 金賞
- APEA 2024 (ベトナム) SUSTAINABLE PACKAGING部門 受賞
- APA 2024 (インドネシア) NEW TECHNOLOGY部門 金賞
- (一社)減災サステナブル技術協会 防災・減災×サステナブル大賞2026 奨励賞
当社は、今回の受賞を糧にさらなる紙の可能性を追求し、社会課題を解決する「情報と機能をデザインするパートナー」として、今後もさらなる技術革新に挑戦してまいります 。
【本件に関するお問い合わせ先】
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