【果物と育果紙】

【HN:キタチャン】

果物を育てるうえで、「紙」が大切な役割を担っていることをご存じでしょうか。

果物狩りや果樹園の写真などで、リンゴや梨、みかんなどに紙の袋が掛かっているのを見たことがある方も多いと思います。

あの紙は、一般的に「育果紙」や「果実袋」と呼ばれるものです。

一見すると普通の紙袋のようにも見えますが、実はかなり特殊な性能を持っています。

数か月間も屋外で使われることがあるため破れにくく、雨風に強く、適度に空気を通し、光の入り方を調整する性質があります。

つまり、ただ果物を包んでいるだけではありません。
雨風や虫、病気などから果実を守りながら、果物の色づきや品質を整えるために使われているのです。

しかも、リンゴにはリンゴに適した袋、梨には梨に適した袋、みかんにはみかんに適した袋があります。
果物によって必要な性能が違うため、紙の色や構造もそれぞれ異なります。

普段、果物を食べるときには、育てる過程に使われた紙のことまで意識することはあまりありません。

しかし、この紙のおかげで、見た目も品質もよい果物が私たちの手元に届いているのだと思うと、世の中には知らないところで活躍している紙がまだまだたくさんあるのだと感じます。

果物狩りに行く機会があれば、ぜひ果物だけでなく、その果物に掛けられている紙にも注目してみてください。

甘い果物の裏側で、紙もひそかにいい仕事をしています。