【魚とグリーンパーチ】

【HN:キタチャン】
以前に「果物」に使われる紙として、育果紙について書きました。
今回は「魚」に使われる紙について書きたいと思います。
皆様は、お刺身や魚の切り身を買うときに、緑色の紙を見たことはないでしょうか。
私はよくスーパーでマグロの柵を購入するのですが、その際に緑色の紙で包まれているのを見かけます。
この紙は「グリーンパーチ」と呼ばれるもので、実はなかなかすごい紙です。
グリーンパーチは、鮮魚の保存や熟成の際に使われます。
近年、釣り人や料理人の間で注目されているのですが、その理由もここにあります。
魚を数日寝かせる場合、完全に乾燥させてしまうのもよくありません。
一方で、魚から出たドリップに浸したままにしておくのもよくありません。
つまり、「余分な水分は取り除きながら、乾燥しすぎない状態を保つ」ことが大切になります。
その水分管理を助けてくれるのが、グリーンパーチです。
ただの包装紙に見えますが、魚をおいしく保存するために、かなり重要な役割を担っている紙なのです。
また、なぜ緑色なのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
刺身や魚から出るドリップ(細胞からにじみ出した水分)は赤っぽい色をしていることが多いため、補色である緑色を使うことで、ドリップが目立ちにくくなり、見た目の清潔感を保ちやすいという意味があるそうです。
果物には育果紙、魚にはグリーンパーチ。
普段はあまり意識しませんが、食べ物の品質を支えるところにも、紙はしっかり活躍しています。
皆様も魚屋さんやスーパーの鮮魚売り場に行く機会があれば、ぜひ魚だけでなく、その下や周りに使われている紙にも注目してみてください。
おいしい魚の裏側で、緑色の紙もひそかにいい仕事をしています。


