【仕事効率化の話】

【HN:キタチャン】

精神科医の方の講演を聞く機会があり、拝聴してきました。

テーマは「ポジティブに仕事をするにはどうすればよいのか」という内容でした。
その中で、特に印象に残った話がありました。

それは、あえて「仕事を残して帰る」という考え方です。

もちろん、その日中に終わらせなければならない仕事は終わらせる必要があります。
ただ、すべてをきれいに終わらせて帰るよりも、翌日に少し仕事を持ち越した方が、精神的には安定しやすい場合があるとのことでした。

最初に聞いたときは、少し意外でした。

仕事はなるべく終わらせて帰った方が、気持ちよく一日を終えられるように思っていたからです。

しかし理由を聞いて、なるほどと思いました。

一日の初めに、まったく新しい仕事を始めようとすると、頭の中で新しい仕事の世界を一から組み立てなければなりません。
そのために意外と大きなエネルギーを使うそうです。

一方で、前日から少し残っている仕事があると、朝はまずその続きを片付けることから始められます。
すでに頭の中に流れが残っているため、エンジンをかけやすく、そのまま次の仕事にも取り掛かりやすくなるとのことでした。

たしかに、仕事を始めるまでが一番重たいことがあります。

一度動き出してしまえば進むのに、最初の一歩がなかなか出ない。
そう考えると、前日の仕事を少し残しておくことは、翌日の自分への助走になるのかもしれません。

「仕事を残す」と聞くと、少し後ろ向きな印象があります。

しかし、考え方を変えれば、翌日の自分が動き出しやすいように、あえて道を少しだけ残しておくということでもあります。

仕事をすべて片付けることだけが正解ではなく、明日の自分が気持ちよく始められる形で終えることも大切なのだと感じました。

これからは、無理に全部を終わらせようとするだけでなく、翌日の自分にちょうどよい“取っかかり”を残して帰ることも意識してみたいと思います。