なぜ小説や文庫本の紙は、真っ白ではなくクリーム色なのか

【HN:毎日食トレ】

ノートやコピー用紙は真っ白なものが多いのに対して、小説や文庫本のページをめくると、少し黄色みがかった「クリーム色」の紙が使われています。
この色の紙が使われる理由は主に二つ挙げられます。

まず一つ目は、目が疲れないための工夫です。
白い紙に黒い文字を印刷すると、光の反射率が高すぎてコントラスト(明暗の差)が強くなりすぎます。
これを長時間見つめていると、目が眩んだり急激に疲労が溜まったりしてしまいます。
クリーム色の用紙は光の反射を抑え、目に優しい柔らかな読書経験を作るためにあえて選ばれています。

二つ目は、薄さと裏写り防止の両立です。
文庫本は何百ページにも及ぶため、軽くて薄い紙である必要があります。
しかし薄い紙は裏の文字が透けやすいのが難点。
実はクリーム色の着色剤には光を適度に遮断する効果があり、薄くても文字が透けにくいという大きなメリットも持ち合わせています。