【掲載情報】『点字毎日』にて、折り紙食器「beak」にかける開発者の“熱意”をご紹介いただきました!

【HN:初校で責了】
いつも奥村印刷を応援していただき、ありがとうございます。
本日は、私たちの製品開発に対する想いが詰まった、とても嬉しいメディア掲載のお知らせです。
毎日新聞社が発行している、『点字毎日』2026年10月1日号の連載コラム「近望遠聞」にて、奥村印刷が開発した折り紙食器「beak(ビーク)」を取り上げていただきました。
先日、開発者と私とで毎日新聞東京本社を訪問した際の様子を、記者の谷本仁美さんが記事にしてくださいました。
タイトルに掲げられた言葉は「熱意」。
開発者たちの泥臭い歩みを、非常に温かく真っ直ぐな言葉で綴ってくださっています。
「誰もが使いやすい」を目指す、終わりのない試行錯誤
「beak」は、災害時の避難所などでの使用を想定して生まれた紙製の使い捨て食器です。
A4サイズの白い紙1枚から、ハサミものりも一切使わず、折り線に沿って折るだけで「丼」「取っ手付きカップ」「スプーン&フォーク付き皿」へと姿を変えます。
水や油に強く、環境に優しい生分解性素材を使用。
折り紙でありながら、陶器のような美しい曲面を持つのが特徴です。

実は、2年前にも同紙の「にゅーぐっずファイル」でご紹介いただいたのですが、そこから開発者は大きな壁と向き合うことになりました。
視覚に障がいがある方に実際に試していただくと、「山折りと谷折りの感触の違いがわからない」などと宿題をいただきました。
スムーズに組み立てるにはまだ課題がある……
防災用品である以上、混乱した避難所の中でも、目が見えない・見えにくい方がご自身の手で迷わず組み立てられなければ、本当の意味で役に立つとは言えません。
「どうしても、目の見えない人も作れるようにしたい」
その一心で、この1年半、何十種類もの型を試作し、微細な凹凸や折り目の設計をミリ単位で改良し続けてきました。
今回、毎日新聞社へお伺いしたのは、その試行錯誤の「現在地」を視覚に障がいがある方に実際に触って見ていただくためでした。
記事の結びで、谷本記者は私たちの姿勢をこう表現してくださいました。
「その熱意に触れ、背筋が伸びる思いがした」
開発にかける不器用なほどの執念をそのまま受け止め、評価していただけたことは、開発者のみならず、社内全体にとって最高の励みとなりました。
災害という非常時だからこそ、誰も取り残さず、心に寄り添えるプロダクトを届けたい。
「beak」の進化は、ここで終わりではありません。
これからも当事者の皆様のリアルな声に耳を傾けながら、触覚だけで直感的に完成させられる完璧なユニバーサルデザインを目指して、開発を進めてまいります。
谷本様、そして『点字毎日』編集部の皆様、私たちの想いを届けてくださる素敵な記事を、本当にありがとうございました!


